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新築住宅のコンセントの高さ基準について解説!

快適な住まいづくりには、細部への配慮が欠かせません。
その中でも、意外と見落としがちなのがコンセントの位置と高さです。
使い勝手の良い位置にコンセントを設置することで、日々の生活の快適さが大きく向上します。
今回は、住宅コンセントの高さの基準や、用途に合わせた適切な高さ、そしてよくある失敗例とその対策について解説します。
新築住宅を計画中の方にとって、役立つ情報が満載です。
ぜひ最後までお読みいただき、理想の住まいづくりにお役立てください。

住宅コンセントの高さ基準と適切な選び方

標準的なコンセントの高さ

一般的に、住宅のコンセントの標準的な高さは床から25cmです。
これは、多くの住宅で採用されている一般的な高さであり、多くの家電製品が使いやすい高さでもあります。
しかし、この高さはあくまで目安であり、実際には使用する家電や家具、そして生活する人の身長やライフスタイルによって最適な高さが異なります。
例えば、高齢者のいる家庭では、かがまずにコンセントにアクセスできるよう、やや高めに設置する方が便利です。

用途別コンセントの高さの目安・エアコン・洗濯機・キッチンなど

コンセントの高さは、使用する家電によって最適な高さが異なります。
以下に、いくつかの家電製品について、コンセントの高さの目安をご紹介します。

・エアコン

エアコンのコンセントは、通常床から180~200cmの高さに設置されます。
これは、エアコン本体の設置位置や配線の都合によるものです。

・洗濯機

洗濯機のコンセントは、床から105~110cmの高さが一般的です。
洗濯機の操作パネルや給排水ホースの接続を考慮した高さです。

・キッチン

キッチンのコンセントは、作業台や調理器具の配置を考慮して設置する必要があります。
コンロの近くには、熱に強いコンセントを使用し、シンクの近くには、水濡れに配慮したコンセントを使用するなど、状況に応じた対策が必要です。
また、家電製品の配置に合わせて、複数口のコンセントを設置するのも有効です。

・その他

掃除機は床から30~40cm、パソコンデスクは70~90cm、といったように、家電製品ごとに使いやすい高さが異なります。

高齢者や子供がいる家庭のためのコンセント高さ調整

高齢者や子供がいる家庭では、コンセントの高さを調整することで、安全性を高め、使いやすさを向上させることができます。
高齢者の場合は、腰をかがめずにコンセントにアクセスできるよう、標準的な高さよりも高めに設置することが推奨されます。
一方、子供の場合は、コンセントに手が届かないように、高めに設置するか、コンセントカバーを使用するなど、安全対策を講じる必要があります。

コンセント設置における失敗例と対策

コンセントの数が足りない問題と解決策

新築住宅を計画する際に、最も多い失敗の一つがコンセントの数の不足です。
後で増設するのは困難で費用もかかるため、計画段階で十分な数を確保することが重要です。
各部屋の使用用途を想定し、必要な家電の数や種類をリストアップして、コンセントの数を決定しましょう。
特にリビングやキッチンなど、複数の家電製品を使用する場所では、余裕を持った数を確保することをお勧めします。

1: 各部屋の使用用途を想定する
2: 使用する家電製品をリストアップする
3: 余裕を持ったコンセントの数を確保する

掃除ロボットの充電場所の確保

近年、人気が高まっているロボット掃除機。
その充電場所の確保も重要です。
ロボット掃除機の充電ステーションは、ロボット掃除機がスムーズにアクセスでき、かつ、邪魔にならない場所に設置する必要があります。
充電ステーションの設置場所を事前に計画し、コンセントの設置場所も考慮しましょう。

1: ロボット掃除機の充電場所を計画する
2: コンセントの設置場所を考慮する
3: 充電ステーションのアクセス性を確認する

水回りのコンセントの接地極

水回りのコンセントは、漏電事故を防ぐために接地極付きのコンセントを使用することが重要です。
接地極付きのコンセントは、漏電が発生した場合に電流を地面に逃がし、感電事故を防ぐ役割を果たします。
新築住宅を計画する際には、水回り(キッチン、浴室、洗面所など)のコンセントは必ず接地極付きのコンセントを使用するようにしましょう。

屋外コンセントの設置・EV充電の考慮

屋外コンセントは、庭の手入れやガーデニング、あるいは将来的に電気自動車(EV)の充電を検討している場合に必要になります。
屋外コンセントを設置する際は、防水性に優れたコンセントを選び、適切な場所に設置することが重要です。
また、EV充電を検討している場合は、将来的な需要を見据え、適切な容量のコンセントを選定しましょう。

その他便利なコンセントの種類・床用コンセント・USBコンセントなど

近年では、床用コンセントやUSBコンセントなど、様々な種類のコンセントが登場しています。
床用コンセントは、テーブルや家具の下に設置することで、コードをすっきりまとめることができます。
USBコンセントは、スマートフォンやタブレットなどの充電に便利で、アダプターを必要としないため、省スペース化にも繋がります。
これらの便利なコンセントを効果的に利用することで、より快適な住空間を実現できます。

まとめ

今回は、住宅コンセントの高さ基準や適切な選び方、そしてコンセント設置におけるよくある失敗例とその対策について解説しました。
新築住宅を計画する際には、コンセントの位置や高さは、生活の快適性や安全性を大きく左右する重要な要素です。

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