高断熱住宅に住む、快適な住環境を追求する、経済的な側面も重視するみなさんへ。
高断熱住宅の快適性を追求する中で、全館空調システムの導入は魅力的ですが、コスト面で躊躇している方も多いのではないでしょうか。
今回は、全館空調システムなしでも、wb工法と適切な断熱・換気によって快適な室内温度を実現できることを、実際の温度測定結果に基づいて示します。
□wb工法と全館空調の関係
wb工法は、通気層を設けることで、外気と室内の空気の循環を促し、自然な換気を実現する工法です。
全館空調システムは、家全体を一定温度に保つことができますが、初期費用やランニングコストがかかります。
一方、wb工法は、適切な断熱と換気によって、室内の温度ムラを抑制し、全館空調システムなしでも快適な住空間を実現できます。
1: wb工法のメリット
wb工法を採用することで、以下のようなメリットがあります。
・自然な換気による室内の空気質向上
・温度ムラを抑え、快適な室温を実現
・省エネ効果によるランニングコスト削減
2: 温度測定結果から見るwb工法の効果
実際にwb工法を採用した住宅の冬場の室温・床・壁・天井の温度測定結果を見てみましょう。
リビングにエアコン1台のみ設置した状態での測定結果は以下の通りです。
・リビング温度:19.0℃
・リビング床表面温度:19℃
・リビング壁表面温度:19℃
・リビング天井表面温度:20℃
・寝室温度:17.6℃
・寝室床表面温度:17℃
・寝室壁表面温度:16℃
・寝室天井表面温度:16℃
この測定結果から、wb工法によって、リビングと寝室の温度差が4℃程度に抑えられていることがわかります。
全館空調システムなしでも、wb工法と適切な断熱・換気によって、室内の温度ムラを抑え、快適な住空間を実現できることがわかります。
□温度測定結果から読み解くwb工法の快適性
wb工法は、室内の温度ムラを抑制するだけでなく、快適な住環境を実現する様々な効果をもたらします。
1: 温度均一性による快適さ
wb工法によって、室内の温度が均一になるため、どこにいても快適に過ごせます。
2: 湿度調整による快適さ
wb工法は、自然な換気によって、室内の湿度を適切に保つことができます。
3: 省エネ効果による経済性
wb工法は、室内の温度を効率的に保つため、冷暖房の消費エネルギーを削減できます。
これらの効果により、wb工法は、全館空調システムなしでも快適な住空間を実現するだけでなく、経済的なメリットも享受できます。
□まとめ
wb工法は、全館空調システムなしでも、適切な断熱・換気によって、室内の温度ムラを抑え、快適な住空間を実現できる優れた工法です。
温度測定結果からも、wb工法がもたらす温度均一性と快適性が明らかになりました。
高断熱住宅の快適性を追求するなら、wb工法は、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。