住宅のカビ対策は、多くの住宅で共通の悩みとなっています。
特に、高温多湿な気候や住宅の気密化が進む現代では、湿気対策や結露対策がこれまで以上に重要視されています。
こうした中、建築工法の一つであるWB工法が、カビの発生を抑制する効果を持つとして注目を集めています。
今回は、WB工法がどのようにカビ対策に貢献するのか、そして住宅におけるカビ対策の基本的な考え方について解説します。
WB工法はカビ対策にどう役立つか
WB工法は壁が除湿する
WB工法は、壁自体が湿気を吸収・放出する性質を持っているため、室内の余分な湿気を効果的に逃がします。
これにより、カビの発生要因となる高湿度環境を根本から改善し、結露しにくい状態を保つことができます。
家そのものが呼吸するかのように湿度を調整してくれるため、快適な室内環境が維持されやすくなります。
通気断熱で結露を防ぐ
WB工法は、壁内に設けた通気層と断熱材の組み合わせにより、高い断熱性能と通気性を両立させています。
この構造が、壁内結露や室内の表面結露の発生を抑制します。
結露はカビの温床となるため、これを防ぐことはカビ対策において非常に重要です。
結露が発生しにくい住まいは、カビの発生リスクを大幅に低減させることができます。

住宅のカビ対策で重要なこと
湿度管理でカビ菌を抑える
カビは一般的に湿度70%以上で活発に活動し、80%を超えると急速に繁殖すると言われています。
そのため、室内の湿度を適切に管理することが、カビ菌の活動を抑える上で最も基本的な対策となります。
エアコンの除湿機能や除湿器を活用し、年間を通じて湿度を40~60%程度に保つことを心がけましょう。
換気で湿気を逃がす
室内の湿気や汚れた空気を外部に排出する換気は、カビ対策の基本です。
特に、料理後やお風呂の後など、湿気がこもりやすいタイミングで窓を開けて換気を行うことが効果的です。
換気不足は湿気を滞留させ、カビの繁殖を助長するため、意識的な換気を習慣づけましょう。
掃除で栄養源を取り除く
カビは、ホコリや食べこぼし、皮脂汚れなどを栄養源として繁殖します。
これらの栄養源を放置しておくと、たとえ湿度や温度の条件が整っていてもカビが発生しやすくなります。
日々の掃除を丁寧に行い、カビの栄養源となるものをこまめに取り除くことが、カビの発生を未然に防ぐための重要な対策です。

まとめ
住宅のカビ発生は、健康や住環境に影響を与える深刻な問題です。
日本の気候や住宅事情を考えると、カビ対策は年間を通じて行うべき重要な課題と言えます。
湿度管理、換気、掃除といった日常的な対策に加え、結露を防ぐための住宅性能向上が効果的です。
特にWB工法は、壁の除湿機能や通気断熱による結露抑制効果で、カビが発生しにくい住環境を実現する選択肢として注目されています。
快適で健康的な住まいのため、これらの対策を参考に、カビの発生を未然に防いでいきましょう。