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高気密高断熱住宅のデメリットとは?知っておくべきリスクと注意点

高気密高断熱住宅は、一年を通して快適な室内環境と省エネルギー性を実現する住宅として注目されています。
外気の影響を受けにくく、冷暖房効率を高めることで、心地よい暮らしと光熱費の削減が期待できます。
しかし、その高い性能ゆえに、家づくりを進める上で事前に知っておくべき側面もあります。
快適な住まいを実現するためには、どのような点に留意すべきなのでしょうか。

高気密高断熱住宅のデメリットとは

室内環境が悪化するリスク

高気密高断熱住宅では、建物の構造上、屋外との空気の出入りが少なくなるため、空気の循環が滞りやすくなることがあります。
これが原因で、室内の空気がこもり、淀みを感じることがあります。
また、エアコンなどの空調機器の使用や、屋外からの湿度の供給がなくなることで、室内が乾燥しやすくなる傾向があります。
これにより、冬場などは喉の渇きを感じやすくなることがあります。

健康被害につながる恐れ

空気の淀みは、室内に浮遊するハウスダストなどのアレルゲンを排出しにくくし、アレルギー症状や喘息の原因となる可能性があります。
さらに、換気が不十分な状態が続くと、室内の湿気が適切に排出されず、壁の内側や床下などで結露が発生しやすくなります。
この結露がカビやダニの温床となり、健康への悪影響が懸念されることもあります。
新建材から放出される化学物質も、空気の質を低下させる一因となり得ます。

建設費用が高くなる可能性

高気密高断熱住宅を実現するためには、高性能な断熱材や気密材、そしてそれらを隙間なく施工するための高度な技術が求められます。
これらの建材は一般的に高価であり、また、高い精度での設計・施工が必要となるため、一般的な住宅と比較して建設費用が高くなる傾向があります。
初期費用を抑えることも重要ですが、将来的なランニングコストとのバランスを考慮した検討が大切です。

高気密高断熱住宅で注意すべき点

換気計画の重要性

高気密高断熱住宅の室内環境を良好に保ち、健康被害を防ぐためには、計画的な換気が不可欠です。
義務付けられている24時間換気システムを適切に稼働させ、室内の汚れた空気を排出し、新鮮な空気を取り入れることが重要です。
特に、機械的に空気の吸排気を行う第1種換気方式は、空気の流れをコントロールしやすく、換気効率を高めるのに役立ちます。
給気口や排気口、換気扇などの位置を考慮した設計が求められます。

結露発生の抑制

結露は、壁の内部や床下、天井裏など、目に見えない場所で発生する内部結露が特に問題となります。
これは、断熱材の施工に隙間があったり、湿気が適切に排出されなかったりすることが原因で起こります。
断熱材を隙間なく確実に施工できる、経験豊富な業者に依頼することが、内部結露のリスクを低減する上で非常に重要です。
また、納戸などの湿気が溜まりやすい場所にも、換気扇や小窓を設けるなどの対策を検討すべきです。

適切な仕様選びの必要性

高気密高断熱住宅の性能を最大限に引き出すためには、窓や断熱材といった住宅の仕様を慎重に選ぶ必要があります。
窓は、断熱性能の高いものや、採光と開放感を両立できる寸法・性能のものを選ぶことが推奨されます。
断熱材も、建物の構造や地域特性に合った十分な性能を持つものを選びましょう。
さらに、建材には漆喰や無垢材といった調湿性のある素材を取り入れることで、室内の湿度を快適に保つ助けとなります。
住宅を建てる地域の気候条件(寒冷地仕様か温暖地仕様かなど)も考慮して、最適な窓サッシなどを選ぶことが大切です。

まとめ

高気密高断熱住宅は、快適な室内環境と省エネルギー性といった大きなメリットを持つ一方で、空気の淀みや乾燥、結露による健康リスク、そして建設費用の増加といった側面も持ち合わせています。
しかし、これらのデメリットは、適切な換気計画、結露を防ぐための確実な施工、そして窓や断熱材、建材といった仕様の慎重な選択によって、十分に回避・軽減することが可能です。
これらの点を理解し、計画的に家づくりを進めることで、高気密高断熱住宅のメリットを最大限に享受できるでしょう。

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