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浴室における断熱浴槽の種類と性能を解説

快適なバスタイムは、浴室全体の断熱性能に大きく左右されます。
特に、湯温の低下を抑え、心地よい温かさを長時間保つ断熱浴槽は、冬場はもちろんのこと、年間を通して快適な入浴体験を実現するために重要な要素です。
今回は、断熱浴槽の種類と、その確かな性能評価の仕組みについて、詳しく掘り下げていきます。

断熱浴槽の種類

シリーズごとに断熱浴槽が用意されている

新築向けの高機能シリーズから、リフォームやリノベーションに適した汎用性の高いシリーズまで、幅広い浴室設備を展開しており、これらの多くのシリーズにおいて、断熱浴槽が標準仕様またはオプションとして用意されています。

選べる断熱浴槽の仕様はシリーズで異なる

断熱浴槽といっても、その素材や構造、保温性能のレベル、さらにはデザインや機能に至るまで、シリーズごとに細かく仕様が異なっているのが特徴です。
上位シリーズに分類される製品では、浴槽本体の材質に高断熱の素材を採用するだけでなく、浴槽の縁や側面、さらには浴槽パン部分に至るまで、多層的な断熱構造を施すことで、より高い保温性能を実現しています。
一方で、コストパフォーマンスを重視したシリーズでは、必要十分な断熱性能を持ちつつも、構造をシンプルにするなどの工夫により、手軽に断熱浴槽を導入できるよう配慮されています。
このように、シリーズごとの仕様の違いを理解することは、予算や求める性能、デザインの優先順位に応じて、最適な断熱浴槽を選択する上で非常に役立ちます。

断熱浴槽の性能はどう評価されている?

JIS規格に基づいた保温性能で評価されている

断熱浴槽の性能、特にその保温能力は、客観的かつ統一された基準に基づいて評価されることが重要です。
断熱浴槽が提供する保温性能は、日本の工業製品の品質を保証する公的な規格であるJIS(日本産業規格)に準拠して評価されています。
具体的には、浴槽の断熱構造に関するJISA5506などの規格に基づき、一定の条件下で試験が行われます。
このJIS規格に適合しているということは、メーカー独自の基準ではなく、国が定める品質基準を満たしていることを意味するため、ユーザーは安心してその性能を比較検討することができます。

具体的な性能値が性能基準として示されている

JIS規格に基づいた保温性能の評価では、浴槽にお湯を張り、一定時間経過した後の湯温低下量を計測し、あらかじめ定められた基準値以下であることが求められます。
例えば、浴槽にお湯を張ってから6時間後の湯温低下量が、ある一定の温度以下であるといった具体的な基準が設けられています。
断熱浴槽は、こうしたJIS企画の定める厳しい基準をクリアしており、その性能値はカタログや仕様書などで明示されています。
これにより、ユーザーは「どれくらい温かさが持続するのか」といった具体的な性能を数値で把握し、他の製品と比較検討することが可能となります。

まとめ

浴室断熱浴槽は、多様な住宅シリーズを通じて、それぞれのコンセプトに合わせた仕様で展開されています。
各シリーズで断熱浴槽の素材や構造、保温性能に違いが見られるため、自身の浴室環境や求める快適性に応じて最適なモデルを選択することが可能です。
そして、その保温性能は、JIS規格という公的な基準に則って客観的に評価されており、具体的な性能値として示されているため、信頼性の高い情報に基づいた製品選びができる点が大きな魅力と言えます。
この記事で紹介した断熱浴槽の種類と性能評価の仕組みが、皆様の理想のバスルームづくりに役立つことを願っております。

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