WB工法で家を建て、実際に暮らしている方の声は、家づくりを検討する上で貴重な情報源となります。
快適な住環境を実現できる一方で、注意すべき点もあるWB工法。
今回は、WB工法で暮らすリアルな体験談を交えながら、メリット・デメリットをバランスよくご紹介します。
換気システムとの関係性についても触れ、WB工法の特性を理解するお手伝いをいたします。
これから家づくりを検討されている方の参考になれば幸いです。
WB工法 住んでみてのリアルな声
快適な住環境を実現するWB工法のメリット
WB工法は、壁の中に通気層を設けることで、温度や湿度を効果的に調整する工法です。
夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境を実現し、省エネ効果も期待できます。
実際に16年間WB工法の住宅に住まわれている方によると、夏の暑さ対策として、朝方の涼しい空気を部屋に取り込み、窓を閉めて扇風機だけで過ごすことが可能とのことです。
また、ニオイに対して敏感になり、イヤな臭いが家の中に留まりにくいという体験談もあります。
これは、壁内の通気層と木材の調湿作用による効果と考えられます。
結露の心配も少なく、快適な生活を送ることができるとのことです。
WB工法のデメリットと注意点 知っておくべきこと
WB工法には、初期費用が高額になるというデメリットがあります。
また、地域や家の構造によって、効果が異なる場合もあります。
寒冷地や豪雪地帯では、暖房効率が低くなる可能性があるため、事前に十分な検討が必要です。
さらに、施工技術や会社選びも重要です。
実績のある会社を選び、後悔のない家づくりにつながります。
住んでみて分かったこと リアルな口コミ集
ある方は、WB工法住宅に住んで8年間、ニオイがこもらないことに驚いていると語っています。
焼肉などのニオイも翌朝には気にならず、トイレのニオイも気にならないとのことです。
これは、壁の通気層による空気循環と木材の調湿作用による効果だと推測されます。
別の方は、光熱費が従来の3分の1になったと報告しています。
また、妊娠中のつわりにも悩まされず、快適に過ごせたとのことです。
さらに、停電時にも安心して暮らせる点もWB工法のメリットとして挙げられています。
24時間換気システムに頼らないため、停電時にも換気が確保できるからです。

WB工法と換気システムの関係性
WB工法における換気の必要性と建築基準法
WB工法は、壁内の通気層によって空気の循環を促すため、一般的な住宅に比べて換気の必要性が低いと言われています。
しかし、建築基準法では、一定の換気量が義務付けられています。
WB工法住宅でも、基準を満たす換気システムの設置が推奨されます。
ただし、24時間強制換気システムは必ずしも必要ではなく、状況に応じて換気を調整することが可能です。
換気システムの選び方と設置費用
換気システムを選ぶ際には、家の規模や構造、予算などを考慮する必要があります。
様々なタイプの換気システムがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
設置費用はシステムの種類や規模によって大きく変動します。
専門業者に相談し、最適なシステムを選ぶことが重要です。

まとめ
WB工法は、快適な住環境と省エネ効果が期待できる一方で、初期費用や地域特性による効果のばらつきといった注意点も存在します。
実際に住んでいる方の口コミからは、ニオイがこもらない、光熱費が削減できるといったメリットが確認できます。
換気システムは建築基準法に則り設置することが推奨されますが、24時間強制換気は必ずしも必要ありません。
WB工法を採用する際は、メリット・デメリットを理解し、実績のある業者を選び、後悔のない家づくりをすることが重要です。
本記事が、皆様の家づくりに役立つことを願っています。