新築やリフォームを考えている方々や家族が増える可能性がある方々にとって、収納は一つの大きな課題となります。
収納スペースを十分に作ることは、部屋が広々と使えるだけでなく、家事が効率的になるといった日常生活の質が向上するのです。
そこで今回は、収納の多い間取りがもたらすメリットと、収納スペースを最大限に活かすためのポイントをお伝えします。
目次
□収納の多い間取りのメリット
1.部屋が広々と使える
収納が豊富な家では、物の収納場所が確保できるため部屋が散らかりにくく、広々とした空間が維持されます。
この広々とした空間は、心地よい生活を送る上で非常に重要な要素です。
また、来客があった際にもすぐに部屋を整えられるので、心にも余裕が生まれます。
2.家族が増えても安心
家族が増えると、当然物も増えます。
しかし、収納が十分に確保されていれば新しい家族が加わっても生活は窮屈になりません。
特に、将来的に親と同居する可能性や子供が増える可能性を考慮して収納を計画することが重要です。
3.家事が効率的になる
収納が豊富な家では、生活動線が確保されやすいため日常の家事もスムーズに行えます。
例えば、掃除道具や洗剤、食材などがすぐに取り出せるようになると、家事の手間が省けます。
これが結果として家事の時間を短縮し、もっと大切なことに時間を使えるようになります。
□収納を確保するときのポイント
*収納スペースの量を計画する
収納スペースの量は、家庭のライフスタイルや家族構成によって変わります。
理想的な収納率は、住宅の総床面積に対する収納スペースの面積の比率であり、一般的には12~15%とされています。
しかし、これはあくまで一つの目安であり各家庭の具体的なニーズに合わせて調整する必要があります。
*収納スペースの位置を考慮する
収納スペースの位置は、その使い勝手に大きく影響します。
例えば、玄関近くには靴やコートを収納するスペース、キッチン近くには食材や調理器具を収納するスペースが必要です。
これにより、日常生活での動線がスムーズになり、家事効率も向上します。
*収納スペースの使いやすさ
収納する物の量に合わせて、収納スペース内を7~8割程度に保つことが理想です。
これにより、何がどこにあるのか一目でわかり、必要なものをすぐに取り出せます。
また、使い勝手の良い収納スペースを作ることで、家全体が整然とし、心地よい空間が維持されます。
□まとめ
収納の多い間取りは、日常生活の質を高めるだけでなく、将来的な家族構成の変化にも柔軟に対応できます。
収納スペースの量、位置、使い勝手をしっかりと考慮し、自分たちの生活スタイルに合った家づくりを目指しましょう。
この記事が、皆様の家づくりの一助となれば幸いです。