ダウンライトにはおしゃれなイメージがあり、設置を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ダウンライトは天井に穴をつくって設置するため、後になって変更することが難しいので、事前によく考えておく必要があります。
前半にご紹介するメリットとデメリットを踏まえて、後半のダウンライトを設置する際の注意点をご参考にしてください。
□ダウンライトのメリットとデメリット
1つ目のメリットは、空間に広がりが生まれることです。
照明が天井から出っ張っていないので、部屋の上部に広々とした空間が生まれるのです。
2つ目のメリットは、掃除の手間が省けることです。
照明の掃除は手間がかかってつい放置して、汚れが溜まってしまいます。
しかし、天井より照明が上にあることで汚れづらく、頻繁に掃除する必要がないのです。
3つ目のメリットは、必要な箇所を明るくできることです。
例えば、夜間の移動時に足をぶつけないか心配であれば足元を照らすように、必要に応じた効果的な使い方ができるのです。
一方で、1つ目のデメリットは、初期費用と維持費用が必要であることです。
ダウンライトは天井に埋め込むため、その設置に必要な穴をつくるための工事が必要なので、比較的初期費用が高くなる傾向があります。
交換の際は業者に依頼して器具全体を交換する必要があることが多いので、維持費用も高くなってしまうのです。
2つ目のデメリットは、配置が難しいことです。
設置するダウンライトの位置関係や向きを良く考えなければ、部屋とダウンライトの両方の良さを活かせません。
□ダウンライトを配置する際の注意点
ダウンライトを配置する際の注意点の1つ目は、短時間で離れるような玄関や廊下などではセンサー付きのものにすることです。
必要な時に必要な明るさが自動でつくので、利便性や省エネの観点からおすすめです。
2つ目は、配置する部屋の広さや日常での使われ方を考慮することです。
玄関や洗面所などの広くない場所であれば、1つのダウンライトでも必要な明るさを確保できますが、リビングでは補助的なものとして用いなければ、明るさが不十分となってしまいます。
3つ目は、壁や物が照らされるよう、向きに気をつけることです。
複数のダウンライトで壁を照らして明るさを印象付けたり、物を強調したりすると、おしゃれな雰囲気を演出できます。
□まとめ
ダウンライトには部屋の上部に広々とした空間が生まれたり、掃除の手間が省けたりするといったメリットがある一方で、コストが比較的高かったり、照明の配置が難しかったりするといったデメリットがあります。
そんなダウンライトによっておしゃれで便利な住宅にするために、ダウンライトを設置する際は、短時間しか使わないところはセンサー付きのものにすることや、配置する部屋の広さを考慮することなどに注意しましょう。