平屋を作るうえで間取りについてお悩みの方も多くいらっしゃいますよね。
そのような方は、玄関の計画から始めてみてはいかがでしょうか。
家の顔となる玄関ですが、玄関の方角によって特徴や得られるメリット、デメリットは大きく異なります。
玄関の位置について方角ごとのメリット、デメリットを解説したうえで、30坪程度の平屋の間取りについて紹介します。
□南玄関のメリットとは?玄関の位置について方角別にメリットとデメリットを解説
どの方角に玄関を設置するのかによって、室内の環境は変わってきます。
方角ごとに特徴を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
・南玄関
南玄関は、日照時間が長いためいつも明るいです。
メリットは、明るい時間が長いこと、冬は日差しで玄関が暖まること、湿気が溜まりにくいことです。
一方で、夏は温度が高く紫外線の影響で玄関ドアの劣化が進みやすくなります。
そのため、南玄関にする場合は紫外線対策について検討しておくとよいでしょう。
・東玄関
午前中は暖かく明るいことが特徴です。
また、南向きの部屋を多く確保できます。
夏は夕方から温度が下がることで快適な環境を保てることもメリットです。
冬は日照時間が短いことから夜に温度が下がりやすいですが、他に大きなデメリットはありません。
午前中の日照のことを考えて屋根の検討をしてみてくださいね。
・西玄関
夕方に強い日差しが差し込みやすいため、夜に温度が下がりにくいです。
また、南向きの部屋も確保しやすいでしょう。
一方で、強い日差しによって玄関ドアが劣化しやすい、湿気が溜まりやすいといったデメリットもあります。
紫外線対策を考え、通風を意識して間取りを考えることをおすすめします。
・北玄関
通風を意識して間取りを考えると、家の中に風が通りやすくなります。
北玄関は、直射日光が当たらないことが特徴です。
そのため、玄関は1日を通して湿度が高く気温が低くなりやすいでしょう。
□平屋30坪の間取りを紹介
・ウォークインクローゼットの付いた間取り
寝室にはウォークインクローゼット、和室には押し入れ、子供部屋にはクローゼットを作ると、収納力が非常に高い間取りとなります。
また、廊下を設けないことで最大限空間を活かせるでしょう。
・コ型の間取り
コ型の間取りは、採光や通風、プライバシーの確保を両立できるため非常におすすめです。
洋室も和室も庭に面しているため、庭を中心として建物に一体感が生まれます。
□まとめ
方角ごとに、玄関の特徴をご紹介しました。
間取りを決める際には、玄関の向きを決めてしまうとその後の計画をスムーズに立てられます。
30坪は大きな面積とは言えませんが、収納を多く作ったりコ型の間取りにしたりすることで快適な平屋の住宅を建てられますよ。