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砂壁を珪藻土でリフォームする方法とは?費用や手順を解説

古民家の風情を残しつつ、快適な住まいを実現したいと考える方は少なくないでしょう。
しかし、築年数の経った住宅では、砂壁の劣化が深刻な問題となることも。
ポロポロと崩れる砂壁は、見た目だけでなく、健康面にも影響を及ぼす可能性があります。
そこで注目したいのが、珪藻土を用いたリフォームです。
調湿効果に優れた珪藻土は、快適な住環境を創出するだけでなく、砂壁の欠点を解消する効果も期待できます。
今回は、砂壁を珪藻土でリフォームする手順と費用感について、詳しくご紹介します。

砂壁の珪藻土リフォーム手順

最適な下地処理方法

砂壁を珪藻土でリフォームする際には、下地処理が非常に重要です。
まず、既存の砂壁にカビが生えていないか、丁寧に確認しましょう。
カビを発見した場合は、専用の薬剤を用いて除去する必要があります。
また、砂壁の強度が不足している場合、剥がれ落ちを防ぐため、補強材を使用したり、一部を撤去して下地を補修したりする必要があるかもしれません。
さらに、アク止め処理も大切です。
アクとは、壁材中のアルカリ成分が表面に浮き出て変色する現象です。
珪藻土を塗る前に、アク止め剤を塗布することで、変色を防ぎ、美しい仕上がりを実現できます。
下地処理は、リフォーム全体の仕上がりと寿命を大きく左右する重要な工程です。

珪藻土の種類と選び方

珪藻土には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
例えば、調湿性能の高さを重視するなら、吸放湿性に優れた珪藻土を選ぶべきでしょう。
また、デザイン性も重要な要素です。
珪藻土の色や質感は、お部屋の雰囲気を大きく変えます。
和室であれば、落ち着いた色合いの珪藻土が好ましいでしょう。
一方、洋室であれば、明るい色合いや、塗り方によって模様を付けられる珪藻土がおすすめです。
さらに、価格や施工性なども考慮し、ニーズに最適な珪藻土を選びましょう。

リフォーム工程と注意点

リフォーム工程は、大きく分けて養生、下地処理、下塗り、仕上げ塗りの4段階です。
養生は、周囲を汚さないように保護する作業です。
下地処理については前述の通りです。
下塗りでは、珪藻土が壁に密着しやすくする下地を作ります。
注意点としては、珪藻土は乾燥に時間がかかるため、作業中は十分な換気を心がける必要があります。
また、珪藻土は水に弱いので、施工後しばらくは、水のかからないように注意が必要です。

珪藻土リフォームの費用と予算

材料費の目安

珪藻土の材料費は、使用する種類や量によって大きく変動します。
一般的な珪藻土の場合、1㎡あたり数千円〜数万円程度が相場です。
必要な量を正確に計算し、余裕を持った予算を確保しましょう。
その他、アク止め剤や下地処理材なども必要となります。

工事費用の相場

工事費用は、使用する珪藻土の種類、施工面積、下地処理の難易度などによって異なります。
1㎡あたり数千円〜数万円程度の費用がかかることが多いです。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は現場調査に基づいて見積もりを作成してもらう必要があります。

まとめ

砂壁の珪藻土リフォームは、快適な住環境を実現するための有効な手段です。
下地処理を適切に行い、ニーズに合った珪藻土を選択することが重要です。
快適で健康的な住まいを実現するために、最適なリフォーム計画を立ててください。

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